会計学を学ぼう!


環境会計の内容



環境会計を構成する一般的な項目としては、環境保全のための活動に関わる費用(一般に「環境コスト」と呼ばれる)と、それによる効果が挙げられます。

この効果には、実際に経済的な効果として得られるものだけでなく、エネルギー消費の削減量や廃棄物の削減量といった、定量的な効果も存在します。更に費用と効果から効率性を算出し、経年的に比較していくことによって、環境に関わる活動の改善状況を示したり、新たな目標を設定したりすることで、具体的な対応を図りやすくすることができます。

ただし、一般的な財務諸表とは異なり、資産や負債に関してはあまり把握されていないのが現状であり、単なる費用対効果を示すバランスシートとして捉えられがちです。









(C) 2000 会計学を学ぼう!