ソフトウェア
近年、コンピュータの発達による高度情報化社会の進展の中で、企業活動におけるソフトウェア(※1)の果たす役割が急速に重要性を増し、その制作のために支出する額も次第に多額になってきています。
このソフトウェアの制作過程には「研究開発」に当たる活動が含まれていますが、現在、日本においてはこのソフトウェアに関する明確な会計基準が存在しないため、統一した会計基準がないというのが現状です。そのため各企業においてそれぞれバラバラに会計処理が行われており、企業間比較が阻害されています。
そのため、ソフトウェア制作過程における研究開発の範囲を明らかにするとともに、ソフトウェア制作費に係る会計処理全体の整合性の観点から、研究開発費に該当しないソフトウェア制作費に係る会計処理についても、研究開発費に係る会計基準に含めて整備することとされました。
(※1)ソフトウェアとは、コンピュータを機能させるように指令を組み合わせて表現したプログラム等をいいます。
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