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有価証券とは


有価証券とは

有価証券とは、株式、公社債、国債などをいい、有価証券の売買を事業として行なっている場合を除き通常は余剰資金の運用のために購入されたもの、又は、他の会社の支配目的で取得している株式等が該当します。


有価証券の取得時の会計処理

有価証券を取得した場合は、その取得価額をもって有価証券の増加として資産の部に記載します。その際、有価証券の購入手数料等の付随費用は有価証券の取得原価に含めます。


有価証券の売却

有価証券を売却した場合には、売却した有価証券の株式数に一株あたりの帳簿価額を乗じて計算した譲渡原価を有価証券の減少、売却価額を譲渡対価、さらにこれらのの差額を有価証券売却益、または有価証券売却損として処理します。


有価証券の期末評価

証券取引所に上場されている株式には時価があります。会社が保有する有価証券のうち短期的に売買を行って利益を得ることを目的に保有しているもの(売買目的有価証券)については、決算日の時価で評価替えを行い、値上がり分を有価証券評価益(収益)、値下がり分を有価証券評価損(費用)として処理します。

なお、有価証券評価益及び有価証券評価損は通常、翌期において戻し入れを行い、いったん有価証券評価益及び有価証券評価損を消去した上でまた決算日において時価で評価替えを行います。

また、取引上売買株式の時価が著しく下落した場合等には、強制的に評価減を行い、有価証券の帳簿価額を切り下げます。


関連項目

  • 時価評価
  • 売買目的有価証券
  • 金融商品に係る会計基準




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