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通信費


通信費とは

「通信費」という勘定科目にはNTTの電話代であったり、KDDIの光インターネット代であったり、docomoの携帯代であったりといろいろな通信関係の費用をまとめて処理するための科目です。切手代なども通信関係の費用として通信費という勘定科目で処理します。

具体的に列挙すると次の通りです。

  • 電話代
  • インターネット通信費
  • 切手代
  • 年賀状

年賀状も通信費

会社によって判断が分かれるところですが、年賀状も通信費として普通は処理します。

「普通は」と書いているのは会社によって交際費としたり雑費としたりとまちまちだからです。ちなみにどの勘定科目を使っても正解です。ただし毎年コロコロ勘定科目をを変更するのは良くないです。統一性をもって使えばなんでもいいです。


未使用の切手等は資産計上する

切手やはがきは通常、ある程度買いだめして会社に備蓄しているのが普通です。その備蓄している切手やはがきは本来は購入しただけでは費用にはならず使用した時点で費用とするのが正しいです。したがって決算日時点で未使用の状態で備蓄してある切手やはがきは「貯蔵品」という勘定科目で資産に形状するのが正しいです。

ただし、金額が少額毎年概ね一定量を備蓄しているような場合であれば購入時点で費用として処理することも認められていますので通常の一般企業ですとわざわざ貯蔵品勘定に振り替えることはしないです。

ただし、今年結構利益が出そうだということで大量に切手やはがきを買いだめして経費を水増ししたようなケースですと税務調査が入ったら必ず指摘を受けますので要注意です。要は変な決算操作をしなければOKということです。


収入印紙は通信費としない

切手やはがき、年賀状等、郵便局関連の経費はほとんど全て通信費となりますが注意が必要なのは「収入印紙」です。

収入印紙とは切手等とはことなり一種の税金ですので通信費とはしないで租税公課として処理します。




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