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複式簿記について全てをまとめました



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★簿記におすすめな電卓の選び方、初心者でもできる電卓左手打ちについてはこちらをご覧ください!

簿記とは

複式簿記について解説する前にまず「簿記」について解説します。

簿記とは、企業の様々な経済活動を一定のルールに従って会計帳簿に記録し、その会計帳簿に基づいて決算書を作成することをいいます。

つまり簿記とは帳簿記帳であり、さらにその帳簿に基いて決算書を作成するところまでを含むということになります。

なお簿記は記帳方法の違いにより複式簿記単式簿記とに区分されます。



複式簿記とは

複式簿記とは、簿記は簿記でもルールに則って行われるものを指します。それに対する単式簿記は家計簿のようにルールがなく現金の出納などを自由に記録していくものを指します。

取引には原因とそれによりもたらされた結果が必ず存在するという法則性があります。複式簿記はこの取引の法則性に着目し、取引の原因と結果とを同時に会計帳簿に記録・集計する簿記の手法となります。

複式簿記は、@取引を原因と結果の二側面から把握するため財産計算と損益計算とを同時に行うことが可能であること、A取引を網羅的に記録するため複式簿記により作成された会計帳簿を基礎として決算書を作成することが可能であることという二つの大きな利点があります。

複式簿記は中世のヨーロッパを起源としていますが、現代においてもいまなお複式簿記に代わる記帳方式は存在しておらず複式簿記がなかったら株式会社制度も有りえず、経済が成り立ちません。複式簿記は「人類が発明したもののなかで最も偉大なもののひとつ」とも言われているのも納得です。

ちなみに複式簿記は原因と結果という二つの側面から取引を把握することから複式(Double-entry)という名前がつけられています。



複式簿記による記帳方法

複式簿記にはルールがあり、複式簿記による帳簿記帳は仕訳により行います。

仕訳の基礎は日商簿記検定3級で学習しますが、いったん理解してしまえばすごくシンプルで簡単、ゆえにここまで全世界的に大昔から現代に至る待て広く使われているのですが、慣れるまでは少し大変かもしれません。

仕訳についての具体的な内容につきましては次のページをご覧ください。実際に仕訳について勉強するにはテキスト等を利用されるのがおすすめです。

仕訳には、複雑な経済事象をシンプルに整理する使い方もあり、帳簿記帳のためだけではなく様々な用途で使用されることがあります。


複式簿記の仕訳とは
複式簿記の書き方(仕訳のルール)


複式簿記の仕訳具体例

仕訳のルールを勉強はとりあえず置いておいて、今は複式簿記というものがだいたいどういうものかだけ分かればいいという方は下の図解の仕訳をご覧ください。Aさんが魚屋を開業し、市場で仕入れた商品である魚の売上代金を現金で回収するまでの一連の取引です。











誘導法による利益の計算

複式簿記は企業の全ての経済取引を継続的に会計帳簿に記録していきます。したがって複式簿記により会計帳簿を作成している場合には仕訳を集計するだけでおおまかな貸借対照表損益計算書を作成することが可能となります。

ちなみに上記の魚屋さんの具体例の場合の貸借対照表損益計算書は次のようになります。それぞれ勘定科目を財産項目か損益項目かに区分し数字を合計しただけになります。



このように「会計帳簿に基づいて貸借対照表や損益計算書を作成し利益を計算する方法」を誘導法といいます。



複式簿記と企業会計原則との関連

企業会計原則には正規の簿記の原則というものがあり、企業は一定の要件に従った正確な会計帳簿を作成しなければならないと規定されています。複式簿記により作成された会計帳簿は、正規の簿記の原則が要請する網羅性、検証可能性、検証可能性の3要件を備えており、正規の簿記の要件を満たしています



複式簿記と青色申告との関連

複式簿記により作成された会計帳簿は青色申告という税務上の優遇の適用を受けるために必要な会計帳簿の要件を満たします。個人事業者が青色申告の適用を受けて複式簿記により会計帳簿を作成して一定の要件を満たすと所得計算上、65万円の控除が認められるためかなり大きいです。



人類の最も偉大は発明のひとつ

上記のような複式簿記のシステムは人類が大昔に発明したものですが、ドイツの文豪ヨハン・ゲーテは、その著書『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』において、複式簿記を人類の最も偉大な発明であると賞賛しています。








簿記一巡の流れ

簿記とは前述のとおり企業の経済取引を仕訳して会計帳簿に記録して財務諸表を作成するまでの一連の作業を指しますが、その簿記一巡の流れは次のようになります。

簿記の一連の流れ



会計ソフトを使用する場合

実務においては会計ソフトに会計取引を入力することにより会計帳簿を作成するのが一般的です。その場合には簿記一巡の流れの作業のいくつかが自動化されます。具体的には仕訳を行うと同時に自動的にAとBが行われます。したがって上記図解の手順が@→C→Dとなります。この場合の試算表の役割は総勘定元帳への転記の正確性を検証ではなく、決算書を作成するための基礎資料へと切り替わります。



主要簿と補助簿

個人事業者で会計ソフトを使わず確定申告を行っている方以外はあまり関係ないことですが参考までに。

会計帳簿には主要簿と呼ばれるものと補助簿と呼ばれるものがあります。具体的には上記図解の赤のアンダーラインのあるものが主要簿で青のアンダーラインが補助簿です。補助簿にはこれ以外に売上帳、得意先元帳、仕入先元帳、現金出納帳等も該当します。青色申告の適用を受けるためには主要簿の作成が必須で補助簿の作成は任意です(※)。会計ソフトを使用している場合にはすべて自動作成されますので全く気にする必要はありません。


※青色申告の承認を受けるためには主要簿の作成が必須とされています。ここには総勘定元帳が含まれるとほぼすべての書籍等に記載されています。しかし、Excelのピボット等で各勘定科目ごとの合計額(残高)を集計している場合には総勘定元帳の作成は必須ではないと個人的に考えています。

その理由は、複式簿記の仕組み上、仕訳帳で仕訳するだけでなく各勘定科目ごとの合計額(残高)を総勘定元帳で集計しなければ決算書を作成するための基礎資料となる試算表が作成できないようになっているため、総勘定元帳は仕訳帳と共にその作成が必須な主要簿という扱いになっているに過ぎないからです。したがって総勘定元帳で詳細に取引を分析する必要性が全くないような零細な個人事業者等でExcelで会計帳簿を作成している場合にはExcelのピボットで全く問題ないはずです。調査が入ることもまずないでしょうし、仮に調査が入って指摘を受けたとしても改めて作成すれば済む話です。



簿記の学習について

簿記の学習は専門学校の利用は必須ではありません。しかし短期間で合格するためには専門学校を利用するのが最短です。専門学校にはいろいろありますがおすすめの専門学校は次のとおりです。

  1. 資格の学校TAC
  2. 資格の大原
  3. クレアール簿記アカデミー

これらの学校は全て会計に関する最高峰の試験である公認会計士試験税理士試験においても定評のある学校ばかりです。



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真実性の原則 資本・利益区別の原則



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