HOME会計原則財務会計財務諸表|複式簿記|簿記検定会計書籍会計基準財務分析決算書雛形

トップページ > 財務会計 > 複式簿記


複式簿記について全てをまとめました


複式簿記・簿記の仕訳
複式簿記とは
複式簿記の仕訳とは
複式簿記の書き方(仕訳ルール)
取引の原因と結果とは
簿記の勘定科目
単式簿記とは
現金と小口現金
簿記の知識の普遍性
簿記学習のコツ
簿記学習のコツ
簿記学習の王道
簿記学習の裏技
会計学を学ぼう!
会計学を学習するメリット
会計学の学び方
簿記学習のすすめ
簿記からのステップアップ
会計とその他関連知識
電卓の選び方・電卓左手うちのススメ


簿記とは

まず最初に簿記とは、取引を会計帳簿に記録し、その会計帳簿に基づいて決算書を作成することをいいます。

なお一般的に簿記と言ったらほぼ100%複式簿記を指します。ただし単式簿記というものも存在しています。いわゆる家計簿のようなものがそれに該当します。



複式簿記とは

複式簿記とは、取引の法則性に着目し、取引の原因結果とを同時に会計帳簿に記録・集計する簿記の手法をいいます。

例えばこんな感じです。


もしくはこういう感じです。


ちなみに借方と貸方の金額は常に絶対に一致します。原因と結果とは対になっているからです。

複式簿記は原因と結果とが対になって存在するという取引の法則性に着目し、原因と結果とを同時に会計帳簿に記録する方式をいいます。



単式簿記とは

それに対し単式簿記の場合は現金の増加もしくは減少という結果だけを会計帳簿(家計簿など)に記録していきます。例えばこんな感じです。


上の複式簿記と比較してなんとなく情報量が少ないと思いませんか?そうです。不完全なんです。単式簿記について詳細が知りたい方は下のページもご覧ください。



単式簿記とは


複式簿記は取引を網羅的に会計帳簿に記録

複式簿記は原因と結果とを同時に会計帳簿に記録していく、というのは先の解説のとおりですが複式簿記はさらに企業が行う取引でお金に換算できるもの全てをその記録の対象とするという特徴があります。

これにより企業が行う全ての取引が網羅的に会計帳簿に記録されていくため決算で会計帳簿を締めて「損益」に関する会計データを集計するだけで一瞬でその会計期間の利益の計算を行うことができるのです。

これが複式簿記です。画期的だと思いませんか?

上記のような複式簿記のシステムは人類が大昔に発明したものですが、ドイツの文豪ヨハン・ゲーテは、その著書『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』において、複式簿記を人類の最も偉大な発明のひとつであると賞賛しています。



複式簿記の利点

複式簿記の利点をまとめると次の2点です。


  1. 「財産計算」と「損益計算」とを同時に行うことが可能
  2. 会計帳簿を基礎として決算書を作成することが可能


複式簿記による記帳方法

複式簿記による記帳は仕訳により行います。

仕訳の基礎は日商簿記検定3級で学習しますが、いったん基本的な仕組みさえ理解してしまえばあとは同じことの繰り返しですのでとても簡単です。ただし簿記は明治時代から日本に定着しておりその時点で基本的な仕組みが完成しているため言い回しなどが古臭く独特です。最初は違和感を感じると思いますがいったん慣れてしまえばすごく簡単で普遍的でシンプルですので最初はまず慣れてください。

仕訳についての具体的な内容につきましては下のリンク先のページをご覧ください。仕訳について実際に勉強するには簿記の問題集を利用するのがおすすめです。


複式簿記の仕訳とは
複式簿記の書き方(仕訳のルール)


複式簿記による会計帳簿から決算書を作成

複式簿記により会計帳簿を記帳している場合にはその会計帳簿を基礎として決算書を作成することができます。これを誘導法と呼びます。誘導法という名称はさておき複式簿記の仕訳から決算書作成までの流れを図解すると次のとおりです。

それぞれの仕訳の内容は今は理解する必要ありません。こんな感じに仕訳するんだ〜くらいでいいです。


 












このように仕訳したあと財産に関する金額だけを集すると貸借対照表になり、損益に関する金額だけを集計すると損益計算書になります。それが複式簿記です。


 

ちなみに、簿記を会計帳簿に記帳するところまでだと考えてる方がもしかしたらいらっしゃるかもしれませんがそれは間違いです。簿記とは会計帳簿に記録することとその会計帳簿に基づき決算書を作成することの両方を含んだものです。



日商簿記検定学習のおすすめ

ここから先は内容がやや本格的になります。日商簿記3級の学習と平行してお読みいただくと良いかもしれません。日商簿記3級は初歩的な簿記の仕組みを問う検定試験でそんなに難しくないですし実社会でも役に立ちますのでぜひ学習することをおすすめします。

日商簿記3級についての詳細は下を参考にしてください。

日商簿記検定の概要
簿記検定3級の学習内容と難易度


複式簿記による簿記一巡の流れ

簿記とは企業の経済取引を会計帳簿に記録して財務諸表を作成するまでの一連の作業を指しますが、複式簿記による具体的な簿記一巡の流れは次のようになります。

簿記の一連の流れ


この場合における複式簿記における本来の試算表の役割は「総勘定元帳への転記の正確性の検証」です。これが本来の複式簿記における試算表の役割です。




会計ソフトを使った簿記一巡の流れ

それに対して実際の経理実務において簿記は手書きではなく会計ソフトへの入力により行うのが普通です。この場合かなりの作業が自動集計されますので省力化されます。具体的には仕訳を行うと同時に自動的にAの総勘定元帳への転記とBの試算表の作成が行われるためAとBが省略され上記図解の手順が@→C→Dとなります。

この場合の試算表の役割は「総勘定元帳への転記の正確性の検証」から「決算書を作成するための基礎資料」へと切り替わります。



複式簿記と企業会計原則との関連

企業会計原則には正規の簿記の原則というものがあり、企業は一定の要件に従った正確な会計帳簿を作成しなければならないと規定されています。複式簿記により作成された会計帳簿は、正規の簿記の原則が要請する網羅性立証性検証可能性の3要件を備えており、正規の簿記の要件を満たしています。



複式簿記と青色申告との関連

複式簿記により作成された会計帳簿は青色申告という税務上の優遇の適用を受けるために必要な会計帳簿の要件を満たします。個人事業者が青色申告の適用を受けて複式簿記により会計帳簿を作成して一定の要件を満たすと所得計算上、65万円の控除が認められるためかなり大きいです。



簿記の学習について

簿記の学習は専門学校の利用は必須ではありません。しかし短期間で合格するためには専門学校を利用するのが最短です。専門学校にはいろいろありますがおすすめの専門学校は次のとおりです。

  1. 資格の学校TAC
  2. 資格の大原
  3. クレアール簿記アカデミー

これらの学校は全て会計に関する最高峰の試験である公認会計士試験税理士試験においても定評のある学校ばかりです。



目  次



複式簿記の仕訳とは



当サイトについてリンクについてお問い合わせサイトマップ
決算書の読み方・財務分析のしかたキャッシュフロー計算書の作成と雛形税効果会計
連結決算連結納税税理士試験会社設立

Copyright (C) 2000-2019 会計学を学ぼう! All rights reserved.