費用収益対応の原則

費用及び収益を発生源泉別に分類し、その分類した収益と費用とを損益計算書上、対応表示することをこの原則は要請しています。

なお対応表示にはいろんな形態があります。それが次のとおりです。

個別的対応関係

売上高と売上原価のように、成果と努力とがひもづきの関係にある収益及び費用については、個別的対応関係に基づいて当期の損益計算書に表示します。

期間的対応関係

売上高と販売費一般管理費等のように個別的対応関係が希薄なものについては、いつ発生したものかという期間的対応関係に基づいて損益計算書に表示します。

発生源泉にもとづく分類

企業の収益力を判断する際には利益の大きさだけでなく、その利益が本業により獲得されたものなのか、それとも投資活動等により獲得されたものなのかという利益の発生源泉も重要です。

理解度チェック！

すべての費用は収益との対応に基いて損益計算書に計上される？