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企業会計原則の解説


損益計算書原則八、 当期純利益
当期純利益は、税引前当期純利益から当期の負担に属する法人税額、住民税額等を控除して表示する


当期純利益

当期純利益とは、税引前当期純利益から法人税などの利益にかかる税金(およそ20%から40%程度)を差し引いたものです。




したがって当期純利益は法人税という社会的なコストを支払った上での純粋な企業の経営活動の成果といえます。ただし法人税の計算は会計計算とは無関係なため当期純利益という数字は会計的にはあまり意味がない数字です。


税効果会計

税効果会計を適用している場合には損益計算書の表示はまた少し変わります。税効果会計について詳しくはこちらのサイトをご覧ください。


当期純利益の比較可能性と税効果会計

法人税は法人税法等の規定によって会計計算とは切り離されて別個に計算されるものであるため、それを差し引いて算出される当期純利益は、厳密な意味では企業の純粋な収益力を示さず、期間比較性が損なわれているといえます。

そこで会計計算と税金計算との期間的なズレの原因となってしまう項目を会計上適切に割り振ることで当期純利益の期間比較性が確保する会計処理が税効果会計です。





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