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期間損益計算の方法

期間損益計算の方法には財産法損益法という二つの方法があります。


財産法

財産法とは、ある会計期間の期首時点において企業に存在する純財産と、その会計期間の期末時点において企業に存在する純財産とを比較し、その差額(純資産の増加額)から期間損益を把握する期間損益計算の方法です。

財産法は企業の経済活動の結果獲得された期間損益を会計期間経過後の財産の増加という結果の側面から把握しているにすぎないため間接的利益決定の方式と呼ばれます。


損益法

それに対して損益法とは、ある会計期間において企業が利益を獲得するために行った努力に対してどれだけの成果があったのかを把握し、その差額(儲け)を期間損益として把握する期間損益計算の方法です。

損益法は利益獲得の積極的要因である成果(収益)から、利益獲得の消極的要因である努力(費用)を控除することにより期間損益を把握する方法であるため直接的利益決定の方式と呼ばれます。


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