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複式簿記の書き方

簿記を勉強したことがない方にとっては複式簿記の書き方(仕訳のルール)は非常に難解なことに思えるかもしれません。しかし簿記とは、頭の体操、パズルみたいなものです。慣れればそんなに難しいものではありません。

ただし複式簿記にはルールというものがあります。このルールだけは絶対的なものであり例外は存在しません!

複式簿記は仕訳のルールにしたがって正しい金額で記入されていて、その上で決算時点で残高があるものついて残高が一致していればOKです。


ちなみにこれは実務上の話ですが、費用等の科目についてはできれば会計期間を通じて統一的に勘定科目を使用したほうがよいですが決算書の作成が主に税務申告目的であればこのあたりあまりこだわらなくても大丈夫です。税理士事務所の職員などで勘定科目を細かく修正したがる人がいるようですが小さなことにこだわってもたいして意味はないからです。



複式簿記の仕訳のルール

複式簿記を使いこなすためには下記の図解の内容が自然に頭にぱっと浮かぶレベルでなければなりません。そこまでの域に達していない方は簿記3級の仕訳問題を繰り返し解いて体に染みつかせる必要があります。




勘定記入のルールに従った仕訳の手順

次のような資料が与えられたとします。『A社は商品500万円を掛けで仕入れた』

この場合に、この取引を仕訳する手順としては、簿記のテキストどおりに仕訳のルールに従って行なうと次のようになります。(分記法を前提とした場合)



第1段階

商品という資産が増加していることに着目し、「商品」という資産の勘定を借方に記載します。



第2段階

次に買掛金という負債が増加していることに着目し、「買掛金」という負債の勘定を貸方に記載します。



第3段階

最後にそれぞれの勘定科目に金額を入れて最終的に次のように仕訳が完成します。



熟練者の仕訳の手順

上記のような仕訳記入のルールにしたがって仕訳をきることはあくまで仕訳をきる際の理屈、考え方であり、実際にこのような手順で仕訳を行なうことは時間がかかりますし現実的ではありません。上記の問題であれば簿記の熟練者は次のような手順で仕訳を行います。



第1段階

まず第1段階として、「商品を仕入れた」というキーワードを見た瞬間に次にような借方部分だけが確定した未完成の仕訳を頭の中にイメージします。



ここでは資産の増加だから借方側うんぬんという勘定記入のルールは一切考えません。「仕入取引の場合には対価として現金を支払おうが掛けで購入しようが三分法の場合には借方に商品勘定がくることは確定している」という、仕訳のパターンを利用するがポイントです。



第2段階

次に第2段階として、商品購入の「対価」が現金なのか掛けなのかを判断し、掛けであれば相手勘定が買掛金になり、現金であれば相手勘定が現金となると選択肢をパターンとしてイメージしつつ問題文を読み進めます。

この問題では掛け仕入れを行なっているため貸方の相手勘定が買掛金になり、最終的に次のように仕訳を完成させます。第一段階同様、負債の増加だからうんぬんという理屈は一切考えません。



用語の意義

簿記の取引 簿記の取引とは、企業が営む営業活動のうち、資産、負債、純資産が増減し、または、収益、費用が発生する事実をいいます。
勘定 勘定とは、簿記の取引を仕訳する際の記録、計算の単位をいいます。
勘定記入のルール 勘定記入のルールとは、簿記の取引を仕訳する際のルールとなるもので、資産の勘定の増加は借方(減少は貸方)に、負債及び純資産の勘定の増加は貸方(減少は借方)に、費用の発生は借方に、そして収益の発生は貸方に記入するというものです。




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