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簿記の仕組み・簿記検定に合格する方法


勘定科目とは

勘定科目とは、取引の性質や内容の類似性から一定の区分に細分化したた「科目」をいいます。具体的には次のようなものがあります。


資産 現金
普通預金
受取手形
売掛金
貸倒引当金
有価証券
貸付金
前払金
前払費用
未収収益
負債 支払手形
借入金
未払金
前受収益
未払費用
収益 売上高
費用 売上原価
減価償却費
通信費
租税公課

ちなみに費用の勘定科目のうち「通信費」という勘定科目はNTTの電話代であったり、KDDIの光インターネット代であったり、docomoの携帯代であったりといろいろな通信関係の費用をまとめて処理するための科目です。

このように費用の性質、属性に応じて勘定科目というおおまかな分類に収容してしまうことで損益計算書明瞭に表示することが可能となります。


明瞭性の原則

勘定科目は覚える

勘定科目は、市販されている会計ソフトに数100種類登録されていますが、普通の会社が使用するのはそのうちせいぜい数10種類くらいで、簿記検定の学習上よく使うものとしても50種類程度とそれほど多くはありません。

また、簿記検定においては、使用する勘定科目があらかじめ指定されていてその中から一番適しているものを自分で選択する試験形式と、自分で適切だと思う勘定科目を各自考えて回答する試験形式があります。

つまり、簿記検定に合格するためには最低でも数10種類くらいは勘定科目を暗記する必要がありますが問題を繰り返し解いているうちに自然と覚えてしまうため全く心配いりません。


税務申告目的であればあまり関係ない

ちなみにこれは実務上の話ですが、税務申告目的であれば勘定科目はあまりこだわらなくても大丈夫です。

ただし前期より交際費が2倍に増えていたとか雑費の金額が結構多いとかそういったイレギュラーなものは税務調査が入ったら必ずチェックされますのでなんでもいいというわけではありません。

なお、簿記検定に関しては定められたルールに則って、いかに正確に早く取引を仕訳するかで合否を判定するものであるため税務申告だと勘定科目はどうでもいいからと勘定科目の区分をおろそかにするのは間違いです。



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