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簿記の仕組み・簿記検定に合格する方法


簿記検定について

簿記検定とは簿記に関する検定試験です。主催する団体によりいくつかの種類がありますが最もメジャーなのは日商簿記検定です。

以下日商簿記検定を前提として簿記検定の解説を行います。


日商簿記検定とは

日商簿記検とは日本商工会議所が主催する簿記検定です。

日商簿記検定には1級から3級、そして初級というものがありますがほとんど全ての方が3級からスタートします。各級70点以上の取得で合格となります。

3級はとても簡単でやる気になれば誰でも短期合格が可能です。それにも関わらず転職の際には結構評価されますので取得しておいて絶対に損がない検定試験です。


日商簿記検定2級を目指すのがベスト

日商簿記検定最難関は1級ですが正直いいまして1級はかなり難易度が高いです。しかし難易度に比例して高く評価されるということはないため日商簿記検定に関しては2級の合格まで目指すのがおすすめです。

ちなみに日本商工会議所HPによりますと、「企業が応募者に求める資格ランキングトップ10」というもので日商簿記検定2級が英語等を抑え、堂々の第1位になっているとのことです!


日商簿記検定

日商簿記検定の各級のおおまかな学習範囲は次のとおりです。

初級 個人事業者が自分で帳簿付けを行なうために必要な商業簿記について学習します。個人事業主の方や帳簿担当の奥さんなどが学習しておくと役に立つのが初級日商簿記検定3級です。
日商簿記
検定3級
企業の経理部門で補助業務を行なうために最低限必要なレベルの商業簿記について学習します。仕訳から決算書を作成するまでの一連の流れを学習するため、3級まで学習すると簿記の基礎が理解できるためおすすすめです。
日商簿記
検定2級
企業の経理担当者として実社会で必要とされるレベルの商業簿記、工業簿記について学習します。2級の知識があると財務諸表が読めるようになります。
日商簿記
検定1級
経営管理経営分析等を行なう企業の経理部門の管理責任者の仕事内容に対応しています。商業簿記、工業簿記についてだけでなく、会計基準や原価計算などについても学習します。税理士の受験試験が取得できます。

転職活動に役立てるためには企業における経理部員の業務を想定している日商簿記検定3級日商簿記検定2級に合格する必要があります。


 

日商簿記検定受験概要

日商簿記検定の具体的な受験概要は次のとおりです。受験資格はないため誰でも受験することができます。ただし申込期限があるため受験申込みに際してはくれぐれもご注意ください。

参考までに各級の合格率の推移は次のとおりです。

受験資格 制限なし
平均合格率
H27.6月 H27.2月 H26.11月 H26.6月 H26.2月
1級 8.8% - 8.8% 9.7% -
2級 34.5% 21.8% 26.4% 34.6% 41.6%
3級 52.7% 54.1% 38.5% 48.0%
受験者数
H27.6月 H27.2月 H26.11月 H26.6月 H26.2月
1級 8,108 - 9,931 8,738 -
2級 47,480 55,225 54,188 40,330 55,960
3級 79,467 79,460 86,659 78,726 75,049
受験時間
H27.6月 H27.2月 H26.11月 H26.6月 H26.2月
1級 8,108 - 9,931 8,738 -
2級 47,480 55,225 54,188 40,330 55,960
3級 79,467 79,460 86,659 78,726 75,049
受験科目 1級: 商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算
2級: 商業簿記、工業簿記
3級: 商業簿記
合格基準 1級: 総合して70点以上、かつ各科目40%以上得点
2級: 総合して70点以上の得点で合格
3級: 総合して70点以上の得点で合格
受験手続 申込期限: 受験日の約1ヶ月半前
申込先: 全国各地の商工会議所
受験料: 3級(2,570円)、2級(4,630円)、1級(7,710円)

日商簿記検定の受験日程

日商簿記検定は毎年2月、6月、11月の日曜日に実施されます。それぞれ受験の申込期限は受験日の1ヶ月前となっています。詳細はこちらをご覧ください。


 

簿記検定3級に合格する方法

日商簿記検定3級は複式簿記に関する基礎的なルールを問う試験です。したがって大学生や若い方であれば、市販のテキスト・問題集を繰り返し解いてパターンを丸暗記してしまえばわざわざ受験専門学校に通わなくても十分合格することが可能です。その場合には合格までの費用も数千円くらいでおさまるはずです。


日商簿記検定1級について

日商簿記検定1級日商簿記検定2級と比較すると難易度は数倍以上高くなっていますが、難易度が高い割に決して幅広い企業から高い評価が得られるわけではありません。したがって、社会人の方が日商簿記検定1級を受験するメリットは正直あまりないと思います。ただの趣味の領域に近いと思います。

しかし経済学部の学生は日商簿記検定1級を大学1年次〜2年次くらいにかけて大学の学習と並行して学習するのがかなりおすすめです。

日商簿記検定1級について

日商簿記検定以外の簿記検定

ちなみに日商簿記検定以外の簿記検定に「全経簿記検定」や「全商簿記検定」といったものがあります。全経簿記検定は日商簿記検定にように知名度は高くありませんが、一定レベルを合格した場合には日商簿記検定同様に税理士試験の受験資格が与えられているなど、社会的に一定の評価がされています。全商簿記検定は商業高校の学生向けの試験です。


受験専門学校の比較

日商簿記検定講座を開講している各学校の特徴は次のとおりです。

簿記検定の予備校比較

簿記学習に際しての大きな間違い

受験専門学校を利用して簿記を学習する場合には通学講座通信講座のどちらかを選択することになります。このうち、通信講座のほうが自分の空いた時間に自分のペースで学習できるため学習が継続しやすく簿記検定に合格しやすいのではないかと考える方が多いですがこれは大きな間違いです。

学習に際しての大きな間違い 

通学講座のほうが格段に理解しやすい

簿記講座の学習形態には前述のとおり通信講座や通学講座など様々ありますが、同じ講師の同じ講義内容であっても通信講座より通学講座のほうが圧倒的に分かりやすいためできれば可能であれば通学講座を受講するのがおすすめです。

通学講座をおすすめする訳


税理士試験等の難関国家資格の登竜門

簿記検定は税理士試験や公認会計士試験といった国家試験の登竜門であるとよく言われます。

簿記からのステップアップ


税理士試験の受験資格が得られる

統計的に税理士試験の受験生は大半が4年制大学の卒業生となっていますが、高卒の方や大学1、2年生の方等であっても日商簿記検定1級を取得することで税理士試験の受験資格を取得することができます。

税理士試験の受験資格

日商簿記検定・受験日程等

複式簿記・簿記の仕訳
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